引越しは月末と月初いつがいい?費用の節約になるベストなタイミングを解説!

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これから引越しする人は、新しい地域での生活に期待と不安が入り交じっていることでしょう。

引越しには新居を探したり、電気やガスなどのライフラインの手続きをしたりなど気苦労がともないます。

さらに、引越し費用も悩みのタネです。

できれば、引越しにかかる負担は抑えて、新しい生活のために使いたいと思う人は多いはずです。

実は、引越し費用は月末と月初で価格差があり、時期の選び方によって節約できます

この記事では、引越しが月末と月初のどちらがいいのかを解説し、費用を抑えられるベストなタイミングをお伝えします。

目次

引越しは月末より月初の方がいい

引越しが月末より月初がいい理由のイメージ画像

引越し料金は一般的に月末の方が割高であるため、月初の引越しがおすすめです。

月末が割高な理由は、月初に比べて引越しする人が多く混み合うからです。

ただし、月によっては月初の方が割高な場合もあるため、月ごとの割高な時期を把握する必要があります。

引越し費用を抑えるために知っておきたい内容は、以下の通りです。

  • 引越し費用は月末が割高
  • 1月・4月・5月は月初が割高

引越し費用は月末が割高

多くの月で引越し費用は月末が割高です。

賃貸契約は月末締めで行われるのが一般的で、新居と旧居の家賃の重複を避けるため引越しを月末にする人が多いからです。

新居の家賃は日割り計算されるため、旧居に契約ギリギリまで住んで重複して支払う家賃を抑えたいと考えます。

引越し会社によりますが、月末と月初の料金は数千円〜数万円の差があるようです。

1月・4月・5月は月初が割高

引越しは一般的に月末が割高といわれていますが、1月・4月・5月は月初の料金が高く設定されている場合があります

引越しは仕事や学校の休みを利用して行う人が多いため、1月・4月・5月は月末よりも月初に集中するからです。

1月年始の休みや学校の冬休みを利用するため
4月4月前半は引越しのピークで月末には落ち着いているため
5月月の前半にあるゴールデンウークを利用して引越しする人が多いため

引越しは必ずしも月末の方が月初よりも割高であるとはいえず、月によっては月末を選んだ方がよいケースもあります

引越し費用が月初と月末で割高な期間

引越しが月初と月末で割高な期間のイメージ画像

引越しは月によっても料金の差があります。

引越し会社は繁忙期と通常期、閑散期に分かれており、それぞれ費用相場が異なります。

  • 2〜4月は引越し会社の繁忙期
  • 5月、9月、1月は引越し会社の通常期
  • 6〜8月、10〜12月は引越し会社の閑散期

2〜4月は引越し会社の繁忙期

引越し料金が1年でもっとも高くなる時期は、新年度に合わせて引越しが集中する2月、3月、4月です。

この時期は引越しの需要が多く、引越し会社は料金を割引しなくても契約がとれます。

そのため、引越し費用の相場は他のシーズンよりも高額です。

特に、2024年の4月から運送業界では時間外労働の上限規制が適用され、繁忙期の引越し業者の手配はこれまで以上に難しくなり、料金も値上がりが予測されます。

多くの引越し会社は慢性的な人手不足に陥っており、さらにトラックドライバーの労働規制も強化されるため、需要と供給のバランスが崩れる可能性があります。

少しでも費用を抑えるなら、2〜4月の繁忙期を避け、時期をずらして引越しするのがよいでしょう。

5月、9月、1月は引越し会社の通常期

5月、9月、1月は、2〜4月の繁忙期ほどではないものの引越しの多い月です。

長期の休みがとれる5月や1月、人事異動のある9月に引越しが計画されています。

5月ゴールデンウィークのまとまった休日を利用して引越しする人が多い
9月10月の人事異動に合わせて転勤が多く発生する
1月冬休みを利用して引越しする人が多い

この時期はある程度の引越し需要が見込まれるため、キャンペーンなどが行われていないことが多く、特別な割引はあまり期待できません。

6〜8月、10〜12月は引越し会社の閑散期

6〜8月、10〜11月は比較的長期での休みがとりづらく、引越しに向いている時期ではありません。

また、12月は年末にイベントが多く引越しを考える人は少ないようです。

しかし、引越し会社の閑散期は需要が少ない分、料金相場は比較的低く抑えられています

いつ引越してもよいなら、この時期は料金が安く済むためおすすめです。

引越し費用が節約できるベストなタイミング

引越し費用が節約できるベストタイミングは、引越し会社の閑散月の15日前後

引越し費用が節約できるベストなタイミングは、引越し費用相場が高い月末を避けながら、家賃の重複が極力抑えられる時期です。

つまり、15日前後に引越すのが絶好のタイミングといえるでしょう。

旧居の家賃は月締めで契約するため、引越しが月初でも月末でも変わりません。

しかし、新居の家賃は日割り計算されるため、なるべく月末の入居がお得なのです。

ただし、引越しは月末が割高なので、月初でも月末でもない15日前後がおすすめのタイミングです。

さらに、引越し会社の閑散期である6〜8月、10〜12月を選べば、より費用を節約できます

引越しの月初と月末で費用を抑えるポイント

引越しの月初と月末で費用を抑えるポイントのイメージ画像

引越し費用を抑えるには、需要の少ない日を選ぶのがポイントで、閑散期や月末を避けて時期を選ぶ以外にも、いくつかの方法があります。

引越し費用を抑えるポイントには、以下のものがあります。

  • 月末の最終の土日は避ける
  • 平日に引越す
  • 荷物の到着時間を午後にする
  • 仏滅・赤口が狙い目
  • 見積もりを複数の引越し会社からとる
  • 混載便を利用する
  • 不用品は処分して荷物を少なくする

月末の土日は避ける

月の中でもっとも引越しの需要が多いのは、月末の土日です。

引越し料金も高くなるため、費用を安くせませるなら避けた方がよい時期です。

仕事などで土日以外では引越しが難しい人でも、できるだけ月末を避け、それ以外の土日に引越しした方が費用を抑えられます。

平日に引越す

引越しは土日祝日よりも平日の方が予約する人が少なく空きが多いため、料金が安く済みます。

平日の中でも、火曜日〜木曜日の週なかばの需要が少ないため、もっとも狙い目です。

避けたい曜日
狙い目
もっとも狙い目
もっとも狙い目
もっとも狙い目
狙い目
避けたい曜日

特に、祝日のない週の平日が割安になることが多いです。

荷物の到着時間を午後にする

引越しの荷物の到着時間を午後にすると費用を節約できるイメージ画像

引越しの荷物の到着時間を午後にすると、費用が安く抑えられるケースがあります。

一般的な引越し料金は、1日の中で到着時間を遅く設定するほど割安になります。

理由は多くの人が引越しの荷物を午前中に受け取って、早く荷解きを始めたいと考えているからです。

引越しの到着が遅い時間になればなるほど、当日の荷解きする時間が少なくなり、部屋が片付かないまま夜を迎えてしまう可能性があります。

そのため、午後の到着はあまり人気がなく、多くのケースで料金が安く設定されています。

荷物の到着時間を午後の遅い時間に設定することは、引越し費用の節約に有効な手段です。

また、時間指定のないフリー便での依頼も、引越し費用は低く抑えられます

仏滅・赤口が狙い目

六曜では仏滅か赤口が凶日とされ、この日を避けて引越しの日取りを決める人もいます

そのため、仏滅か赤口にあえて引越しすれば、費用が抑えられる可能性があります。

六曜は日の吉兆を判断する中国発祥の時刻占いです。

六曜が表す吉兆の内容は、以下の通りです。

先勝午前中は吉、午後は凶祝い事は午前中に済ませるのがよい日
友引勝負事が引き分けになる日が由来朝は吉、昼は凶、夕方から夜は吉とされている
先負争いごとはに向かない日午前中は凶、午後は小吉
仏滅仏が滅するが由来の大凶日物事の終わりの日とされ、午後は縁起がよいとされている
大安六曜の中でもっとも縁起のよい日結婚式などの祝い事に適している
赤口全てが消滅する日午前11時〜午後1時の時間帯のみ吉とされている

六曜は日本人の生活に根付いている慣習で、引越しなどの人生の転換点の日取りを決めるのに利用している人も多くいます。

見積もりを複数の引越し会社からとる

引越しの見積もりを複数社からとると費用を抑えられるイメージ画像

引越しは複数の会社の相見積もりをとり、料金を比較してもっとも安いところに依頼してください。

相見積もりをとって競合する引越し会社に提示すると、それよりも安い料金で提案を受けることもあります。

さらに、依頼が決定している引越し会社に対しても、他社の相見積もりをとって相場がわかっていると、値段交渉が有利にすすめられるケースもあります。

相見積もりをとることは、引越し費用を安くする有効な方法の一つです。

また、引越しの一括査定サイトで、各社の引越し料金相場をスマートフォンで閲覧できます。

混載便を利用する

引越しは他の荷物と一緒に運ぶ混載便で引越すと、比較的料金が安く済みます

引越し便には混載便と、トラックを丸ごと一台使用するチャーター便があります。

混載便1台のトラックに複数の荷主の荷物を積載して運送する方法複数の荷主へ配達するため、到着の細かな時間指定はできないことが多い料金はチャーター便に比べて割安
チャーター便1台のトラックに荷主の荷物だけを積載して輸送する方法集荷の時間指定や到着の時間指定が可能料金は混載便に比べて高い

荷物が比較的少ない人で到着時間がずれても問題ない場合は、混載便を利用すると引越し費用が抑えられます。

不用品は処分して荷物を少なくする

引越し費用を安く済ませるために、不用品を処分して運ぶ荷物を少なくしておくという方法があります

引越しする際、なるべく荷物がない方が料金を安くしてもらえます。

引越しする前に、処分しておくべき不用品の代表的なものは、以下の通りです。

  • 使わなくなった家具・家電・食器類
  • 着ない洋服
  • 読まない本や雑誌
  • 不要な書類 など

特に、必要のない家具・家電は処分しておくと、引越し費用に反映される可能性があります。

不用品の処分は、引越し会社が見積もりをする前に行ってください。

引越しは月初と月末にかかわらずスケジュールが重要

引越しはスケジュールが重要であることのイメージ画像

退去手続きと新居の申し込みのタイミングで、家賃の重複を抑えられます

無駄な家賃を支払わないための退去手続きと新居の申し込みのタイミングは、以下の通りです。

  • 貸主への退去予定日の通告は1ヶ月以上前にする
  • 引越し日に入居できるように新居を契約する

貸主への退去予定日の通告は1ヶ月以上前にする

賃貸物件から引越すときは、退去予定日の1ヶ月前に貸主に通告するのが一般的です。

ただし、物件によっては退去通告期限が2ヶ月以上前としている貸主もいるため、契約書に記載された「解約予告期間」を確認する必要があります。

期限を過ぎてしまうと、翌月分の家賃を請求される可能性があるため、注意してください。

また、契約書に「解約予告期間」が記載されていない場合は、退去日の3ヶ月前の通告が必要です。

退去する場合の家賃は、住んでいなくても月末分まで請求されます。

引越し日に入居できるように新居を契約する

無駄な費用が発生しないように、引越し日と入居日の間ができるだけ開かないように新居を契約してください

新居の家賃は入居日から月末までは日割り計算で請求され、契約が発生すると新居に引越す前でも発生します。

そのため、新居の契約は引越し日の直前に締結するのが理想です。

また、引越し日より入居可能日が遅い場合は、荷物を預けるトランクルームや宿泊のための費用が別にかかってしまうため、避けるようにしましょう。

引越しと入居のタイミング次第で、不要な費用をかけずに済みます。

まとめ

引越し費用は月末と月初では月末の方が割高で、ベストタイミングは15日前後であることを解説しました。

  • 賃貸契約が月末までの物件が多いため、月初より月末の方が引越し需要が多く費用も高い
  • 一般的には月末の方が引越し料金が割高だが、1月・4月・5月は冬休みやゴールデンウィーク、引越しのピークの一段落などで月初の方が高い
  • 2〜4月前半は引越し会社の繁忙期で料金が1年でもっとも高い
  • 引越し費用が節約できるベストタイミングは閑散月の15日前後
  • 引越しの荷物の到着時間が遅いほど料金は安い
  • 六曜の凶日である仏滅と赤口を避けて引越しの日取りを決める人がいるため、この日に引越すと割安になる可能性がある
  • 混載便はチャーター便よりも引越し費用を抑えられる
  • 引越しの見積もり前に不用品を処分しておくと費用が安く済むことがある
  • 新居の契約と退去のタイミングで余分家賃の支払いを抑制できる

引越しはシーズンや日にちによって料金が変わるため、時期を工夫して節約をはかってください。


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