不動産投資はやめとけと言われる本当の理由！失敗時のリスク・向いてない人を解説！

「不動産投資はやめておけって言われる本当の理由ってなに？」

「不動産投資の失敗時のリスクを知りたい！」

不労所得を得るため、不動産投資に興味を持つ方も多いのではないでしょうか？

ですが、不動産投資はやめた方がいい、難しいという意見があるのは事実です。

 

そんな方へ向けて、こちらの記事では不動産投資はやめとけと言われる本当の理由や失敗時のリスク、向いてない人などを解説しています。

不動産投資はやめとけと言われる本当の理由

不動産投資は多くの人にとって魅力的な投資手段の一つですが、「やめとけ」と言われることも少なくありません。

その理由は、成功すれば大きな収益を期待できる一方で、複数のリスクや問題点が潜んでいるからです。

ここからは、不動産投資は「やめておけ」と言われる本当の理由を解説していきます。

多額の初期投資と負債リスク

不動産投資を行う上で最大のハードルの一つは、高額な初期投資が必要とされることです。

アパートやマンションといった収益物件の購入には、数千万円以上の大金が動きます。

多くの投資家は融資を利用します。

 

ですが、融資は当然最終的に返済する必要があります。

成功しなかった場合に融資を受けた分、多額の負債を背負うリスクがあります。

毎月の収支をシミュレーションする上で、毎月いくら金融機関に支払うべきなのか、支払った上でどれくらい利益が出ているのかなどを検討しておくことが重要です。

空室リスクと収益の不安定性

収益物件の価値は、その物件から得られる家賃収入に大きく左右されます。

しかし、日本では空き家問題が深刻化しており、物件によっては長期間にわたる空室リスクが常に存在します。

入居者が見つからない期間は収益がゼロとなり、投資の回収が遠のく可能性があります。

 

築浅で部屋が綺麗な物件であれば、最初の方は満室になりやすいと言えます。

ですが、築年数が増えるにつれ室内が劣化したり、設備も他の築浅物件と比べると古いものになっていきます。

古い・汚い部屋は空き部屋になりやすいので、定期的にリフォーム・リノベーションをする必要があることを頭に入れておきましょう。

利益を上げるまでに時間がかかる

不動産投資は、その性質上、中長期的な視点で利益を見込む投資です。

初期投資の回収や融資の返済、物件の価値増加による利益実現までには時間がかかり、短期間での高収益を期待するのは現実的ではありません。

最初の方毎月数万の利益がでることはよくあります。

 

ですが、先述している通り空き部屋リスクがあり、安定した収入にならない可能性があります。

何千万というお金を借りて投資をする訳ですから、借りたお金をすべて返済した上でどれくらい利益がでるかが重要になります。

返済が終わり利益が出始めるまでには時間がかかるという点で、投資としての魅力を感じにくいと考える人もいます。

維持管理費用と税金の負担

物件の所有には、維持管理費用や固定資産税など定期的な出費が伴います。

これらの費用は収益を圧迫する要因となり得るため、特に初心者投資家にとっては見落としがちなリスクと言えます。

また、予想外の修繕が必要になった場合の費用も、収益性に影響を与える可能性があります。

 

金融機関への返済額に加え、維持管理費用や固定資産税、室内劣化した際の修繕費用などは発生します。

それらの費用を支払っても利益がでるかという点が重要になってきます。

予測不能なリスク

不動産投資には、自然災害による物件の損傷や入居者によるトラブルなど予測できないリスクも伴います。

これらのリスクは、投資の成功を大きく左右する要因となり得ます。

特に日本は地震国であり、自然災害のリスクは常に考慮しなければなりません。

 

不動産投資を「やめとけ」と言われる理由は、上記のようなリスクや問題点が背景にあるためです。

しかし、十分なリサーチと適切なリスク管理を行うことで、これらの問題をある程度回避し、成功へと導くことも可能です。

投資を検討する際は、これらのリスクを踏まえた上で、慎重に判断することが重要です。

不動産投資は、十分な準備と知識があれば魅力的な投資手段となり得るのです。

不動産投資のリスクと対策

不動産投資には多大な利益の可能性と同時に、さまざまなリスクが伴います。

これらのリスクを適切に管理し、対策を講じることが、投資の成功へのカギを握ります。

ここからは不動産投資における主要なリスクとその対策について解説していきます。

家賃滞納と空室のリスク

不動産投資を行う上で、毎月の家賃をきちんと支払わない方が出てきたり、そもそも空き部屋になってしまうという事態が発生します。

家賃滞納や空き部屋の期間が増えると収入が安定せず、金融機関への返済も滞る可能性があります。

金融機関への返済が滞ると、一括返済を求められ大損してしまう・・・なんてことも。

 

家賃滞納と空室の対策としては、

• 入居者の厳格な審査
• 連帯保証人の設定
• 保証会社への加入

これらが有効です。

事前にこれらの対策を行なっておくことで、家賃収入の安定を図ることができます。

 

事前に対策を行なっておかないと、家賃滞納した居住者に対しての取り立てや必要に応じて追い出すための法的措置を行う必要がでてきます。

これらの対応には費用が発生したり、時間もかかってきますので事前の対策が重要です。

老朽化に伴う修繕の必要性

定期的なメンテナンスと修繕費用の積み立てが重要です。

マンションは築年数が経つほど劣化箇所や修繕する箇所が増え、その分出費が嵩みます。

修繕しないで借りてもらうのはかなり難しいです。

 

対策としては、毎月修繕費として積み立てておくこと、物件購入時には過去の修繕履歴を確認し、将来的な大規模修繕の必要性を把握しておくことが望ましいです。

何年おきにどんな修繕をするべきなのか、その修繕にいくらかかるのかシミュレーションに組み込んでおきましょう。

これらの修繕費を管理会社任せにしてしまうと、高額な工事費用を取られたり、余分な手数料を払う可能性があります。

自分で依頼できる工事業者を探しておくのがベストです。

不動産価値と家賃の下落

不動産投資を始めた頃には不動産価値が安定していても、不確定な要素で不動産価値や家賃の低下が考えられます。

周辺地域が再開発されることによりそちらのエリアが人気が出た、物件に建築不良があり建築会社と揉めているなど様々な要因が考えられます。

不確定な要素もありすべてに対策することは難しいですが、物件の選定時に、地域の人口動態や競合物件の状況を考慮し、将来的な価値の保持が見込める物件を選ぶことが重要です。

リフォームやリノベーションによる物件価値の向上も有効な手段です。

災害によるリスク

地震や台風などで物件へ被害が発生し、修繕費用がかかるというリスクもあります。

対策としては、火災保険や地震保険への加入で、災害時の経済的損失をカバーします。

また、新耐震基準に適合する物件の選定や、地震リスクの高い地域を避けることも検討する価値があります。

 

不動産投資におけるリスクは多岐にわたりますが、適切な事前の準備と対策によってリスクを最小限に抑えることが可能です。

投資を検討する際は、これらのリスクと対策を十分に理解し、計画的なアプローチを心がけましょう。

成功への道は、リスクを恐れず、適切に管理することから始まります。

不動産投資を成功に導くためには、常に市場を研究し、適切な物件選定とリスクマネジメントに努めることが求められます。

不動産投資の失敗事例

不動産投資は、適切な知識と計画に基づけば大きな収益を生む可能性がありますが、一方でさまざまなリスクも内包しています。

失敗を避けるためには、これらのリスクを事前に理解し、適切な対策を講じることが重要です。

ここからは、不動産投資の失敗例について解説します。

不動産投資における失敗の定義

不動産投資での失敗は、主に2つの状態に分類されます。

一つは、投資の終了時点で最終的な収支がマイナス、すなわち赤字になる場合。

もう一つは、運用中に一時的に赤字になること自体は失敗とは限らないが、最終的に利益を出せない場合です。

よくある失敗事例

上記の失敗の定義をもとに、よくある失敗事例についてご紹介していきます。

不動産会社のセールストークに乗せられる

不動産投資に関する十分な知識がない状態で、営業トークだけを信じて投資を決定すると、期待外れの結果に終わることが多いです。

物件選びにおいては、自分自身で市場を調査し、複数の情報源から物件の価値を検証する必要があります。

新築プレミアム価格を考慮しない

新築物件を購入する際には、新築時にしか得られないプレミアム価格が含まれていることがあります。

しかし、時間が経過するとその価値は下落し、中古市場ではその価格で売れなくなる可能性があります。

したがって、長期的な収益性を考慮した物件選びが重要です。

利回りだけで物件を選ぶ

郊外の物件など、一見利回りが高く見える物件を選ぶことがありますが、空室リスクや家賃下落のリスクも高くなります。

立地や将来性を考慮し、安定した収益を見込める物件を選択することが大切です。

節税目的のみでの投資

節税効果を狙って不動産投資をする場合、本質的な収益性を見失いがちです。

税金対策は投資の一要素に過ぎず、投資の本質はあくまでも収益の最大化です。

 

サポート体制が不十分な不動産会社からの購入：購入後のフォローが不十分な不動産会社から物件を購入すると、管理や運用において困難に直面することがあります。

購入前には、不動産会社のアフターサービスやサポート体制をしっかり確認しましょう。

不動産投資は適切な準備と正しい知識があれば、リスクを最小限に抑え、成功に導くことが可能です。

投資前の慎重な検討と計画が、失敗を避けるカギとなります。

不動産投資に向いていない人

不動産投資は、計画性と長期的な視点を持ち、コツコツと継続できる方に適しています。

一方で、特定の条件や性質を持つ人には不向きかもしれません。

ここでは、不動産投資が向いていない人の特徴をご紹介していきます。

自己資金が少ない人

不動産投資には初期投資としてかなりの自己資金が必要になることが多く、自己資金が少ないと融資の審査が厳しくなったり、空室リスクや修繕が必要になった場合の補填が難しくなります。

少ない自己資金で始められる投資方法もありますが、リスク管理が難しくなるため慎重な検討が必要です。

不動産投資について勉強する時間がない人

不動産投資は、物件選定や運営・収支計画・リスク管理など幅広い知識が求められます。

これらを理解し、自己学習や情報収集を怠ると、成功する可能性が低くなります。

また、不動産会社の情報に依存すると、悪質な業者に騙されるリスクも高まります。

不動産会社・管理会社に全てを任せようとする人

全てを不動産会社や管理会社に任せることは、特に不動産投資初心者にとってはリスクが伴います。

信頼できる会社であっても、投資家自身の利益を最優先にはしてくれない場合があります。

また、投資に関する自己の知識が全く身につかないため、判断基準が確立されません。

短期間で大きな利益を求める人

不動産投資は、基本的に長期的な視野での運用が前提です。

短期間で大きな利益を求める場合、リスクが高い取引に手を出す可能性があり、最終的に大きな損失を出すリスクがあります。

不動産投資が向いていないと感じたら、その他の投資方法や貯蓄に重点を置くことも一つの手です。

自分に合った投資を見つけることが、資産形成への第一歩になります。

不動産投資を成功させるには？

不動産投資を成功させるためには、あらかじめ計画的に取り組む必要があります。

成功のカギを握る重要なポイントを6つ紹介します。

明確な目的とゴールの設定

不動産投資を始める前に、何のために投資を行うのか、どんな成果を目指すのかを明確にしておくことが重要です。

目標が明確であれば、適切な物件選びや収支計画を立てやすくなります。

継続的な学習と情報収集

不動産投資に関する基礎知識、市場動向、最新情報を継続的に学習し、把握しておくことが成功へのカギとなります。

本やセミナー、インターネットなど多様な情報源から学びを深めましょう。

綿密な収支シミュレーション

収益を最大化し、リスクを最小限に抑えるためには、さまざまなシナリオを想定した収支シミュレーションが不可欠です。

特に、空室リスクや大規模修繕の必要性などを考慮し、リアリスティックな計画を立てましょう。

複数の不動産投資会社・管理会社との比較

一つの不動産会社だけに頼るのではなく、複数の会社と相談し、比較検討することが大切です。

会社ごとの強みや提供サービス、物件の質を見極め、最適なパートナーを選びましょう。

徹底した立地と市場調査

物件の立地や市場相場を詳細に調査することで、需要の高い物件を見極めることができます。

周辺の利便性や入居率、地域の発展性などを考慮し、長期的な視野で価値が維持される物件選びを心がけましょう。

失敗例からの学び

他の投資家の失敗事例から学ぶことで、自身の投資戦略を改善し、同じ過ちを避けることができます。

成功事例だけでなく、失敗事例にも注意を払い、総合的な判断力を養うことが大切です。

 

不動産投資は、短期間で結果が出るものではありません。

長期的な視野で計画的に運用し、継続的な学習と情報収集を行うことで、成功への道を切り拓くことが可能です。

信頼できる不動産会社との良好な関係構築も、成功のためには欠かせません。

不動産投資はやめとけと言われる本当の理由！失敗時のリスク・向いてない人を解説！まとめ

不動産投資に関しては、「やめとけ」という意見がしばしば耳に入りますが、その背景にはいくつかの重要な理由があります。

このブログでは、不動産投資における失敗のリスク、投資に向いていない人の特徴、そして成功させるために必要なことについて解説しました。

ここでのポイントをまとめておきましょう。

「やめとけ」と言われる理由は、不動産投資が多大なリスクを伴い、すべての人に適しているわけではないからです。

しかし、上記のポイントに注意し、慎重に計画と準備を進めることで、リスクを管理しながら不動産投資の機会を活用することは可能です。

不動産投資は適切な知識、資金計画、そして長期的な視点が成功の鍵となります。

自身が投資に向いているかどうかを真剣に考え、準備が整っているならば、不動産投資の道を進むのも一つの選択肢です。